TFTはセット1からセット2になり、大きく仕様が変更されました。チャンプもほとんど変わり、新しいゲームのような感覚で遊べます。復帰勢の方々は多くの変更に困惑しているかと思います。
このゲームにはシナジーという要素があり、その組み合わせが勝因の一つの要因となります。今回の記事はメジャーなシナジーの組み合わせをメインに、初心者が使いやすそうな構成を紹介します。
※この記事はパッチ9.22時点に書いたものです。
シナジーとは
TFTはカードゲームの要素があります。シナジーとはカードの種類のようなもので、同じ種類のカードを揃えると強くなります。
シナジーには、「エレメント」と「クラス」という2種類があり、1枚のカードはそれぞれエレメントとクラスを1種類以上持っています。現在のパッチ9.22では、エレメントが13種類でクラスが12種類あります。
トランプに例えるなら、エレメントは♥ ♠ ♦ ♣で、クラスは1~13の数字です。激レアのラックスというチャンプは特別でまさに、ジョーカーカードですね。
1エレメント × 1クラス
それぞれのカード・チャンピオンは、エレメント1つとクラス1つを必ず持つためエレメントとシナジーを組み合わせるのが基本で効率のいい組み合わせになります。(一部のチャンプは複数のエレメント・クラスを持ちます)
もちろん複数のクラス(エレメント)を入れる構成もあるのですが、初心者がまず覚えたいのは「1エレメント・1クラス」の構成です。
シナジーテーブル
シナジーの詳細は以下の記事にて詳しくまとめています。
核となるシナジー
シナジーにはエレメントが13種類でクラスが12種類ありますが、すべてのシナジーがメインとなるかと言われるとそうではありません。
メインとならないシナジーの特徴は以下の通りです。
- カウンターシナジー
- 激レアのラックスが必要なもの
- 防御系のシナジー
カウンターシナジーとは、相手の構成にへの対策として入れるもので、メインとはなりにくいです。チャンプのラックスは山札に1枚しか存在しないカードのため、ラックスがいないと成り立たない構成は現実的ではないためです。
核とならないシナジーを特殊な方法でメインとして使うこともあるのですが、上級者向けの方法のため深くは掘り下げません。
エレメント
- グレイシャル – 相手を凍らせる
- インフェルノ – インフェルノが相手を燃やす
- ライト – 味方ライトのデスで味方ライト強化
- オーシャン – 味方全員のマナ回復
- ポイズン – 相手のマナコストを上げる
- シャドウ – バフ発動でシャドウが強化される
現状、核となるエレメントは以上です。これはアプデによって変わる可能性があります。基本的には攻撃系のシナジー、もしくは攻撃につながるシナジーです。
核となりにくいエレメント
- クリスタル – 最大ダメージが固定
- ラックスが必要
- 防御系のシナジー
- デザート – 敵の防御力を削る
- カウンターシナジー
- エレクトリック – クリティカルで隣接ダメージ
- ラックスが必須級
- マウンテン – ランダムな味方にシールド
- 防御系のシナジー
- スティール – スティールはHP半分以下で一時無敵
- 防御系のシナジー
- クラウド – 味方全体の回避率UP
- カウンターシナジー
- ウッドランド – ランダムなウッドランドは分身
- 防御系のシナジー
これらはメインとはなりにくいエレメントです。弱いシナジーという訳ではありません。これらは相手の構成のカウンターとして、自分のレベル3チャンプを考慮して、アイテムやラックス運次第で編成するものです。
特にカウンターシナジーは重要な場面が多いので、覚えておくとより勝てるようになります。カウンターについては以下の記事にてまとめています。
TFT セット2 – 新シナジーのカウンターまとめ 初心者向け
クラス
- アサシン – クリティカル系UP
- バーサーカー – 拡散ダメージ
- ブレードマスター – 確率で複数回攻撃する
- メイジ – ダブルスペル
- プレデター – 一定HP以下確殺
- レンジャー – 攻撃速度上昇
- サモナー – 召喚の強化
ほとんどがダメージの上がるシナジー、もしくはダメージにつながるシナジーです。
核となりにくいクラス
- アルケミスト – 終始動き続ける
- おまけ
- アバター – エレメントが2体分としてカウント
- アバター自体に効果はない
- ドロイド – HP回復
- 防御系シナジー
- ミスティック – 魔法防御力UP
- カウンターシナジー
- ウォーデン – 防御力UP
- 防御系シナジー
エレメントと同じですが、防御系シナジーやカウンターシナジーはメインとはなりにくいです。唯一、ウォーデンだけはメインとして使える方法がありますが、今回の記事では割愛します。
おすすめ構成の一例
強いチャンプを起点とする
エレメントとクラスの組み合わせは、ダメージキャリーとなるチャンプを起点とするといいかと思います。例えばオラフを起点としてグレイシャルとバーサーカーシナジーを揃えると、オラフは両方のシナジーの恩恵を受けることができます。(一部のシナジーは味方全体に恩恵があるため例外になります)
さらに、起点となるチャンプにアイテムを装備させればより強くなりますね。
※以下で紹介する構成はレベル8以下で作れるもので、レベル9やへらアイテム、ラックスが必要なものは省いています。
エレメントメインの構成
- グレイシャル
- バーサーカー:オラフとボリビアが起点
- レンジャー:エズリアルが起点
- インフェルノ
- サモナー:ザイラとアニーが起点
- メイジ:ブランドが起点
- アサシン:ダイアナとキアナが起点(上級者向け)
- ライト
- バーサーカー:ジャックスが起点
- レンジャー:ヴェインが起点
- サモナー:ヨリックが起点
- オーシャン
- メイジ:ブラッドミアとシンドラが起点
- ウォーデン:スレッシュとノーチラスが起点(上級者向け)
- ポイズン
- プレデター:コグマウが起点(上級者向け)
- バーサーカー:ドクタームンドが起点
- レンジャー:ツイッチが起点
- シャドウ
- レンジャー:キンドレットが起点
- バーサーカー:サイオンが起点
- ブレードマスター:マスターイーが起点
- メイジ:ベイガーが起点
- サモナー:マルザハールが起点
太字はパッチ9.22で最もメジャーな組み合わせです。基本的に強いチャンプを起点としているのでアプデで変更される可能性も高くはありません。
オーシャンメイジやグレイシャルバーサーカーのように、オーシャンの中にメイジが2体いることもあり、そういった構成はより簡単に作ることができます。過去記事でまとめたものに関してはリンクを貼っておきます。
※キアナはエレメントへクスの影響を受けます。
クラスメインの構成
- アサシン
- インフェルノ:ダイアナとキアナが起点
- スティール:ノクターンが起点
- サモナー:ゼドが起点
- バーサーカー
- グレイシャル:オラフとボリビアが起点
- シャドウ:サイオンが起点
- ポイズン:ドクタームンドが起点
- ブレードマスター
- シャドウ:マスターイーが起点
- メイジ
- オーシャン:ブラッドミアとシンドラが起点
- シャドウ:ベイガーが起点
- インフェルノ:ブランドが起点
- プレデター(上級者向け)
- クリスタル:スカーナーが起点
- グレイシャル:ワーウィックが起点
- スティール:レクサイが起点
- ポイズン:コグマウが起点
- レンジャー
- クリスタル:アッシュが起点
- グレイシャル:エズリアルが起点
- インフェルノ:ヴァルスとキンドレットが起点
- シャドウ:キンドレットが起点
- ポイズン:ツイッチが起点
- サモナー
- インフェルノ:ザイラとアニーが起点
- エレクトリック:ゼドが起点(要ラックス)
- シャドウ:マルザハールが起点
- アサシン:ゼドが起点
パッチ9.22でメジャーな組み合わせや、バランスの取れているものを太字にしてあります。
※エレメント同様に、アプデによってメタが変動することがあります。
まとめ
1エレメント×1クラスの構成の考え方は基本です。シンプルな構成のため迷うことも少なく、特に初心者向けの構成と言えるかと思います。高いランク帯で1位を狙うためには複雑な構成や考え方も必要になってくるのですが、2位~4位を取り続けるだけでもランクは確実に上がります。
もちろんそれ以外の方法もたくさんあるのですが、難しく複雑になってしまうので次の段階で覚えられたらいいかと思います。
このゲームは、アイテムや相手の構成へのカウンター、経済(ゴールドの使い方と貯め方)、配置、カードの引き運が勝利へと関わってきます。運要素ももちろんあるのですが、間違いなく実力が反映されるゲームです。基本から押さえていけば必ずランクは上がるかと思います。