パッチ9.23のテストサーバーがオープンしています。実装して間もないセット2のバグ修正も多数あるのですが、ランクマッチ開放に備えてか多数のシナジーやチャンプのバランス調整も同時に行われます。
アイテムの調整は少なめなのですが、一部のチャンプを狙い撃ちしたかのようなラインナップでした。
※この記事はパッチ9.22時点のもので、テストサーバーの情報を元にしています。
アイテムの調整一覧
アイテム名 (素材) | 効果 | Patch 9.23 |
アイオニックスパーク (クローク – ロッド) | 敵がスペルを使用する毎に確定ダメージ ダメージ:100 | ダメージ:90↓ |
アイスボーンガントレット (アーマー – グローブ) | 回避する度に氷のフィールドを作る。そのフィールドを踏んだ敵は攻撃速度が下がる 速度:-35% | 速度:-25%↓ |
インフェルノシンダー (ロッド – へら) | 装備者にインフェルノを付与する | ボーナスダメも炎上するように |
ガーディアンエンジェル (ソード – アーマー) | 一定HPで復活する HP:400 | 復活中にヒール不可 |
ドラゴンの爪 (クローク – クローク) | *%の魔法耐性を得る 魔法耐性:50% | スペル以外のマジックダメージも軽減するように |
フローズンハート (アーマー – ティア) | 隣接する敵のASを下げる 速度:-35% | 速度:-25%↓ |
※この表はパッチ9.23テストサーバーのものです。
ゼドアイテムが軒並みナーフ
パッチ9.22でトップティアアイテムであったアイスボーンガントレットのナーフは分かるのですが、単品としては最強クラスではないアイテムのアイオニックスパークとガーディアンエンジェル(GA)がナーフされます。
ガーディアンエンジェルのティア(9.22)
- Tftactics A評価(5段階評価の上から2番目)
- Blitz 3評価(5段階評価の上から3番目)
セット1ではトップティアであったGAは、セット2で大きくナーフされて大きく評価を落としています。復活時のHPは1ショットでデスしてしまうくらい低く、チャレンジャー帯の試合などでは見る機会はめっぽう減っていました。
ナーフの内容は「復活中に回復しなくなる」というものです。デスしてから数秒間の詠唱後にHP400として復活するのですが、その間のライフスティールやシナジー・スキルによる回復効果は無効化されます。
今までは復活中の無敵時間で全回復したりすることもありましたが、これが不可能になります。
アイオニックスパークのティア(9.22)
- Tftactics C評価(5段階評価の上から4番目)
- Blitz 4評価(5段階評価の上から4番目)
アイオニックスパークは確定ダメージがセット1では150ほどあった時期もあるのですが、9.23PBEでは90まで下がるようです。ティアも高くなく、TftacticsやBlitzでは下から数えた方が早い評価になっています。
NA・KRチャレのKeane氏はB評価、EUチャレのSuperJJ氏はA評価にしておられますね。(どちらもS・A・B…E評価)
どちらもゼドアイテムだった
- アイオニックスパーク
- 大量の分身から電撃が発生する
- ガーディアンエンジェル
- 分身がデスしても復活する
- *リデンプション
- 分身のHPが30%を切ってもヒールが発動する
ゼドのスキルは分身を作るというもので、本体のアイテムを分身も引き継ぐためガーディアンエンジェルやアイオニックスパークはゼドと相性のいいアイテムでした。マナアイテムや、メイジキャップを積んだゼドは死ななければ大量に分身するため、その効果が2倍・4倍・8倍…となるからです。(分身が分身を生む)
*リデンプション自体ナーフはされませんが、ガーディアンエンジェルとの相性の良さを考えるとリデンプションの評価も若干下がるかと思います。
GA&リデンプションのコンボがナーフ
一定HP以下で周囲範囲を大量に回復してくれるリデンプションとガーディアンエンジェルの相性はとても良いものでした。HP30%以下でリデンプションが詠唱され、例え装備者がデスしたとしても復活中の無敵時間でHPが全回復するほどに回復します。
しかしながら、復活中の回復が不可になることにより、リデンプション詠唱から発動までの間のデスでリデンプションの回復をロストしてしまうようになります。
もちろん、リデンプションの発動から詠唱までの間にデスしなければ回復されますし、例え装備者がデスしたとしても周辺の味方が回復されることは以前と変わりはありません。
アイテムのティアの変動に注意
ガーディアンエンジェル・リデンプション・アイオニックスパークのナーフは、ゼドとの相性の良さを考慮したもので、他チャンプが使いこなすのはより難しくなります。
もちろんチャンプやシナジーのメタも重要なのですが、セット2は一部のシナジーが飛びぬけ過ぎないように設計されており、多くの構成が1位を狙える可能性を持っています。セット1だとヴォイドアサシンやナイトインペリアル、カイサ構成などパッチによって特定の構成がぶっ壊れた性能を持っていましたが、セット2ではそうならないように大幅に改善されています。
つまりは、構成だけではなくアイテムやアンチ構成などのメタもおさえる必要があるということです。
海外のチャレンジャーのプレイをよく拝見しているのですが、彼らはこういう小さな変動は絶対に見過ごしません。彼らがトップランカーたる所以はこういうところにあるのかなと思っていますし、同じことを意識すればランクアップにつながるのかなと思っています。