パッチ10.13へのアップデートが近づいてきました。今回のアップデートは調整が主で、パフォーマンスの低かったシナジーへのバフが目立ちます。システムやアイテムの変更点など微妙な変更には重要なものもあるかと思います。
今回の記事では、アプデについてさくっと知りたい方向けのものです。一部細かな内容は省略しますので、詳しい内容を知りたい方は別記事をご覧ください。
※この記事はパッチ10.12時点のものです。
システムの変更点
- 最小ドロップが11から12に
- ラウンド5-1で素材が1余ることが無くなります
- 新ギャラクシー:BINARY STAR
- 装備できるアイテムが2になる(通常は3)
- 削除されるギャラクシー
- ミディアムレジェンド(HP125)
- マスター以上はランク戦はソロのみに
試合が間違いなく長引くミディアムレジェンドギャラクシーが削除されます。また、ランクがマスター以上のプレイヤーはチームでのランク戦が不可能になりました。真面目に友人とプレイしている方にとっては嫌な変更かと思いますが、おそらくウィントレーダー対策かと思います。
メタ構成の変動
ヴァンガードミスティック構成
- 悪い影響
- ジェイスの微ナーフ
- カシオペアの微ナーフ
- ミスティックの微ナーフ
- バトルキャストのバフ
- 良い影響
- ジンクスのナーフ
- ティーモのナーフ
この構成はティアが0.5~1くらい下がるかなという印象があります。特にカシオペアのカウンターであるバトルキャストのバフは大きく響くかと思いますね。
反面、苦手な4コストキャリーであるジンクス・ティーモのナーフは僅かながら良い影響かと思います。
カシオペアのカウンターはバトルキャスト
攻撃回数によって効果が発動するバトルキャストは毒による持続ダメージがメインのカシオペアのカウンターです。カシオペアの攻撃によってバトルキャストシナジーを多く発動させてしまうのでカシオペア側は不利になりやすいです。
BANGBUS構成(イーキャリー)
マスターイー・ヤスオがメインキャリーとなる6ブレード構成のBANGBUSです。この構成はマスターイー3スターが鍵で制作難易度が高いのは否めませんが、最強クラスのパワーを秘めています。これはセット3のBANGBROSの3.5verですね。
特にゲームスピードが速いKRサーバーではこの構成で1243LP(6/22時点)を稼いでいるプレイヤーもおられます。参考:TwTF 깨멍이
- 悪い影響
- ヴァンガードミスティック構成のナーフ
- マスターイーのナーフ
- 6ブレードマスターのナーフ
- 良い影響
- ジンクスのナーフ
- ティーモのナーフ
- エコーのナーフ
- スレッシュのナーフ
ます、攻略が得意な相手であったヴァンガードミスティック構成がナーフされるのは悪い影響かと思います。また、マスターイーの3スターのナーフも微量ながら悪い影響です。
しかし、強い高ティアユニットであったジンクス・ティーモ・エコー・スレッシュのナーフはいい方向に働くはずです。
6サイバー構成
- 悪い影響
- シナジーのナーフ
- スレッシュのナーフ
- エコーのナーフ
- 良い影響
- ダークスターのバフ
- ジンクスのナーフ
6サイバーのダメージが5下がります。これは微量ながらいざという場面で響く可能性があります。また、コアユニットであるエコーとスレッシュのナーフも少し痛いかなという印象があります。しかし、サイバーのナーフも、エコーのナーフも微量なので普通に使えるかと思います。
サイバーが攻略を得意とするダークスターのバフもいい影響となるかと思います。QSSゼラスのハードカウンターであるエコーと、ダークスターのカウンターのイレリアがいる限り、ダークスター攻略は容易でしょう。
その他
- ジンクス構成
- ジンクスのナーフ
シナジーの変更
大きいバフ
- バトルキャスト2~8
大きくバフされるのはバトルキャストのみです。多くのプレイヤーの注目が集まるのは間違いなくこのシナジーなので、10.13ローンチ直後は増えると思います。
バフ
- ブラスター4
- インフィルトレイター4
- ダークスター4~8
4ブラスターはゲーム中盤で強いので、ブラスター構成でレベル7ぐらいで使うのはありです。
ナーフ
- ブレードマスター6
- サイバネティック6
- ミスティック4
どれもナーフは微量です。
チャンピオンの変更
大き目のバフ
- イラオイ(HP・デバフ・デバフ時間)
- ダリウス(ダメージ・物理防御・魔法防御)
- コグマウ(マナ・HP・ダメージ)
- ノクターン(速度・ダメージ)
この4体は大きめのバフです。特にイラオイとコグマウ・ノクターンは同じバトルキャストなので、バトルキャストへの注目はかなり集まるかと思います。
バフ
- ザヤ
- バード
バフの内容は微量です。
大き目のナーフ
- スレッシュ(最大マナが15上昇)
一番大きいナーフかなと感じたのはスレッシュです。多少強すぎたのでしょうがないかなという印象はあります。
ナーフ
- ノーチラス
- カシオペア
- ジェイス
- マスターイー
- フィズ
- ジンクス
- リヴェン
- ティーモ
- ナー
- エコー
どれもナーフは微量です。
アイテムの変更点
大き目のバフ
- ブラットサースター(回復40から45%)
- へクステックガンブレード(回復35から45%)
- ZZロットポータル(HP500~2250上昇)
- スタティックシヴ(ダメージ10上昇)
この4つのアイテムは大きめのバフだと思います。ライフスティールアイテムであるブラットサースターとガンブレードのバフは数値の上昇がかなり大きいので注目です。
また、アーリ―ゲームで強いスタティックシヴとZZロットポータルのバフも注目です。ゲーム序盤で作れる場合は積極的に制作してもいいのかなという印象です。特にバトルキャストと相性が抜群のスタティックシヴは一番注目しています。
バフ
- ジュエルドガントレット
バフの影響を受ける構成
- パッチ10.12でメタではない構成
- パッチ10.13のバフの影響を受ける構成
これから紹介する構成は今現在メタではなく、アプデによって良い影響を受ける構成です。トップメタまで食い込むかは正式にローンチしないとわかりませんが、何かあれば追記していく予定です。
スローロールバトルキャスト
まず一番注目しているのが、バトルキャストシナジーとコグマウ・イラオイのバフを考慮したバトルキャストです。マルファイトとグレイブスは上位のブローラー・ブラスターへの置き換えが可能です。
目指してはいけない時
- ニーコバース
- 各ユニットの引きが悪いとき
- バトルキャストアイテムが無いとき
この構成はティア1、ティア2キャリー構成のため、簡単に高ティアキャリーを作れるニーコバースは非常に不利です。コグマウが強くなるはずの時間帯に高ティアキャリーにいとも簡単に潰されてしまいます。半面、トレードセクターや流星群ギャラクシーは作りやすくなるかと思います。
また、ハイロール系の構成で、自然に引けたユニット数によって3スターの成功率が変わります。引きが極端に悪い場合は無理に目指すのはやめましょう。
コンセプト
- ダメージはバトルキャストアイテムで稼ぐ
- メインダメージはコグマウ
- メインタンクはイラオイ
- 序盤に相手を倒し、HPを稼いでおく
- ティアA~A+くらい?
バトルキャストはアイテムが非常に重要です。攻撃回数を増やすことでバトルキャストは強くなるため、レッドバフやスタティックシヴ、ブランブルベストなどが重要になります。また、序盤に強いシナジーであるため、序盤で勝って敵のHPを減らし、自分のHPを確保しておく必要もあります。そうでなければ終盤に失速し、勝つのは難しくなります。
そのため、序盤のアイテム運次第では諦めた方がいいかと思います。
3スターを狙うユニット
- イラオイ
- コグマウ
- ノクターン
- (マルファイト)
- (グレイブス)
基本的にバトルキャストユニットの3スターを狙いに行くのがいいかと思います。
スローロールについて
- 50ゴールドの余剰分をリロールに回す
まずスローロールは、50ゴールドを残しつつ余ったゴールドをリロールに回す方法のことです。この構成はレベル4でオールインするハイパーロールよりも、レベル5ステイのスローロールが向いています。
1コストキャリーのシュレッダー構成やキャンディーランド構成などは、ハイパーロール・スローロールどちらにもデメリット・メリットがありプレイヤーやタイミングによって良し悪しが分かれるのですが、このコグマウキャリー構成に限定すればスローロールが向いていると言えます。
リロールタイミングはレベル5
この構成のメインキャリーはコグマウ・イラオイです。特にゲーム終盤までキャリーが可能な3スターコグマウは重要なので、ティア2とティア1共に3スターを目指せるレベル5でのリロールが理想的です。
もし、イラオイの3スターが早期で完成した場合はよりコグマウが引きやすいレベル6に移行してください。
イラオイ3スターが完成したらレベル6へ
Patch10.12 レベル | Tier1 | Tier2 | Tier3 | Tier4 | Tier5 |
1 | 100% | 0% | 0% | 0% | 0% |
2 | 100% | 0% | 0% | 0% | 0% |
3 | 75% | 25% | 0% | 0% | 0% |
4 | 55% | 30% | 15% | 0% | 0% |
5 | 40% | 35% | 20% | 5% | 0% |
6 | 20% | 40% | 30% | 10% | 0% |
7 | 14% | 30% | 40% | 15% | 1% |
8 | 14% | 20% | 30% | 30% | 6% |
9 | 10% | 15% | 30% | 30% | 15% |
ティア2であるコグマウの排出率はレベル6が一番高いです。また、レベル7でも30%の排出率があるので、最悪レベル7にしてしまうのも可です。
コグマウのアイテム
- レッドバフ(攻撃に炎上付与)
- スタティックシヴ(攻撃3回ごとに電撃)
- ブラスターアイテム
- ルナハリケーン
- ジャイアントスレイヤー
- インフィニティ―エッジ
- デスブレード
- ラストウィスパー
- …
この構成はバトルキャストでダメージを稼ぐことをコンセプトとしてます。そのため、コグマウにはレッドバフとスタティックシヴを装備させます。もちろんブラスターアイテムでも構いませんが、ブラスターアイテムは最終的にジンクスに渡すということも可能なので、コグマウには装備しない、もしくはジンクス構成を目指した方が無難です。
イラオイのアイテム
- ブランブルベスト(クリティカル軽減と反射ダメージ)
- アイオニックスパーク(敵のスペル発動に電撃)
- タンクアイテム
イラオイにはバトルキャストアイテムであるブランブルベスト・アイオニックスパークを装備させます。これら2つは反射と電撃で攻撃回数を稼ぐことが可能で、イラオイのダメージと耐久力を上げることができます。
両方のアイテムが序盤に強いアイテムでもあるため、バトルキャストシナジーの序盤に強いという特性ともマッチしていますね。
派生
- ジンクスサブキャリー
- 6バトルキャスト(へら奨励)
- 4ミスティック
ミッドゲームに関しては6バトルキャストが作れるのであれば強いと思います。TFTの傾向的に6体編成がメタになることは少ないので、レイトゲームでは4バトルキャストがいいのかなという印象はあります。へらでバトルキャストが作れるのであれば6バトルキャストもありかもしれません。
4バトルキャスト以上前提と考えたときにサブキャリーとして簡単に編成できるのがジンクスです。グレイブスと置き換えることで簡単に編成が可能です。残り2枠はブローラーが手堅いかなという感じでしょうか。レベル9でミスティック、もしくは流れ者が入りますね。
PBEで何度か見たことあるバトルキャスト4ミスティックというのも可能性として紹介しておきます。
その他の注目構成
- ダリウス構成
- ダークスター構成
ダリウスが結構大き目なバフを受けます。ダリウスといえばパッチ10.9にてスペースジャム構成で話題になったことがあります。セレスティアルのカサディンが居ないのは大きな違いですが、似たような構成に可能性を見出す方が出てきそうな気もします。
ティアの低かったダークスターにもバフがあります。上昇値が少し微妙なのと、苦手なサイバー構成のナーフが微量のためトップティアまで食い込むようなことは起こらないかなという印象はあります。ロビーによっては多少見る機会は増えそうですね。