TFT 10.9 ポッピーキャリーのCandy Land Eggroll構成について

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パッチ10.9にてティア1の排出率が大幅に上がりました。この変更によってセット2で生まれたようなティア1キャリー構成を探すプレイヤーが多くおられました。そして、早速メタとなりつつある一つの構成を紹介したいと思います。

Eggroll構成とは、セット2で生まれたティア1のレネクトンをメインに組んだ構成の愛称です。名前はアメリカ風中華料理の前菜(エッグロール)からとってあり、おそらく簡単に作れるというような意味合いがあるのだと思います。

※この記事パッチ10.9時点のものです。

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基本情報

関連シナジー

シナジー
編成数
説明10.810.9
Sorcerer
2/4/6
全ての味方は追加スペルパワーを得る

※10.8 PBE
8体編成追加
スペルパワー
20/45/80/125%
スペルパワー
20/40/75/120%
Star Guardian
3/6
スターガーディアンが詠唱する度に、他の全てのスターガーディアンはマナを得るマナ回復
30/60
マナ回復
30/50
Vanguard
2/4
ヴァンガードは追加で防御力を得る物理防御
60/250
物理防御
125/250

関連ユニット

ユニットオリジン
クラス
説明10.810.9
Poppy
★1
Star Guardian

Vanguard
最も遠くの敵に防具を投げ、マジックダメージを与える。バウンドして戻ってきた時にシールドを獲得するダメージ
100/175/250

シールド
200/300/400
ダメージ
100/175/250

シールド
200/350/500
Zoe
★1
Star Guardian

Sorcerer
最も体力のある敵に向かってバブルを蹴り、マジックダメージとスタンを与えるダメージ
200/275/400

スタン 時間
2/2.5/4
ダメージ
200/275/400

スタン 時間
2/2.5/4
Leona
★1
Cybernetic

Vanguard
バリアを貼り、ダメージを軽減するダメージ 軽減
40/80/120
ダメージ 軽減
40/80/200
Twisted Fate
★1
Chrono

Sorcerer
円錐状に3枚のカードを投げ、通過した敵にダメージを与えるダメージ
200/300/500
ダメージ
200/300/550

ティア1排出率の上昇

  • レベル3:70%から75%
  • レベル4:50%から60%
  • レベル5:35%から40%
  • レベル6:20%から25%
  • レベル7:14%から19%

ティア1ユニットは、レベル3からレベル7の間で合計30%も排出率が上昇しました。ティア1が上昇した分だけティア2~3ユニットが出にくくなっています。

パッチ10.8まではレベル4で50ゴールド貯めること自体難しい仕様でした。しかし変更によってゴールドが十分貯められるレベル5でも十分にティア1が出るようになりティア1キャリーを作ることが容易になりました。

概要

  • キャリーはポッピーとツイステッドフェイト(TF)
  • 序盤
    • 2ヴァンガード&2ソーサラー
  • 中盤
    • 4ヴァンガード&2ソーサラー
    • 2ヴァンガード&3スターガーディアン
  • 終盤(派生)
    • 2ヴァンガード&6ソーサラー
    • 2ヴァンガード&6スターガーディアン
    • 2ヴァンガード&4ミスティック
    • 4ヴァンガード&2ミスティック

この構成で最も重要なユニットは、ポッピーとツイステッドフェイトです。第一に重要になるのはポッピーのアイテムで、優先度としては最も高いのではないかと思います。その次に終盤までキャリーとなりうるツイステッドフェイトのダメージアイテムです。

そして、この構成を形作るヴァンガード・ソーサラーという仕様上、終盤の派生はいくつか存在します。これは入手できたアイテムや、相手の構成によって変更せざるおえないかなと思います。

核となるユニット

キャンディーランド構成

核となる構成はこちらです。アーリは後半で使わない場合もあります。

3スターの優先度

  • ポッピー
  • ツイステッドフェイト
  • ゾーイ
  • レオナ(上位互換はウーコン)

3スターが必要になる優先度が最も高いのはポッピーとツイステッドフェイトです。次いでゾーイ・レオナとなります。

ポッピーの強さ

  • 3スターのシールド500
  • 2ヴァンガードのバフによる防御+125

ポッピーの強さはスペルで獲得するシールドにあります。このシールドは3スターにすることで、500まで上がります。この500という量がどのくらいかというと、ほとんどのチャンピオンのスペルは1回防げます。また、ロッドアイテムを装備することでシールド量が増え、ソーサラーシナジーが発動することによってもシールド量が増えます。

さらに、2ヴァンガードがバフされたことによって序盤でのキャリー力が上がりました。

TFの強さ

  • 優秀な範囲スペル
  • スペルは貫通して通過したすべての敵に当たる
  • 3スターのダメージ550

TFの強さは優秀な範囲スペルです。TFは円錐状に3枚のカードを投げ、そのカードは敵を貫通して背後の敵にもダメージを与えます。

特にソーサラーシナジーと魔法アイテムを装備すると1発のカードのダメージが2000を超えることもあり、大抵のユニットは1発でデスします。これは3枚のカード全てに適応されるため、複数の敵にヒットした場合は1回の詠唱で総ダメージが1万を超えることもあります。

地味に強いゾーイ

ゾーイは、最も体力のあるユニットをスタンさせることができます。これは敵のキャリーに当たることも多いですし、スタン時間は3スターゾーイで4秒とかなり長いです。

キャンディーランドを目指す目安

  • ポッピーとツイステッドフェイトが2スターになっている時
  • ポッピーアイテム、もしくはTFアイテムの素材を持っている時
  • 特定ギャラクシー
    • トレードセクター
    • 流星群

キャンディーランドは序盤でリロールが必要なハイパー構成です。序盤で利子を削り、方向性を決めるので失敗した時の取り返しはつきません。なので、無理やり目指すのはお勧めできません。

幸運なことに一部ギャラクシーの場合はティア1の入手方法が増えます。トレードセクターの場合は毎ラウンドで1回無料でリロールできるため、入手確率が上がります。他のギャラクシーでは序盤でリロールできないのでこの点は大きいです。

また、流星群ギャラクシーの場合はカルーセルラウンドで2スターのユニットを拾えます。ほしいユニットが並んでいる場合は、9枚中の3枚が一気に揃うので一気に3スターに近付きます。

もちろん競合リスクも高くなるのですが、ティア1はプール内に計29枚存在するため、2~3コストのハイパー構成と比べるとリスクは低めです。

レベル4オールインの期待値は5枚程度

レベル4で40ゴールド+αを使う20回リロールで狙ったユニットが得られる期待値は約5枚です。これは、変動する数字なので一概には言えませんが、ポッピーを4枚以上持っていればレベル4の40ゴールドオールインで3スターにできるくらいの確率ということです。もちろんTFも狙うのでポッピー4枚だと足らない可能性が高いですね。

あくまで目安ですが、最低でもTFとポッピーは2スターが完成しているくらいで目指しましょう。このタイミングで揃わなくてもレベル5~6での入手も可能です。

リロールのタイミングはレベル5直前(3-1)

1回目のリロールタイミングはレベル5直前(レベル4の経験値8/10)です。このタイミングで40ゴールド程度たまっていると思うので、リロールに使います。十分なユニットが集まった場合はゴールドを必ず残してください。

レオナやゾーイも優秀なユニットですが、TFとポッピーが十分揃った場合は利子を確保しておいた方がいいかなと思います。

キャンディーランドのアイテム

ポッピーのアイテム

  • ブランブルベスト(クリティカルダメージ軽減)
  • タイタンズリソルブ(被・与クリティカルでダメージ上昇)
  • ドラゴンクロウ(魔法ダメージ軽減)
  • ラバドンデスキャップ(AP上昇:シールド量を増やす)
  • 序盤キャリー用
    • アイオニックスパーク(魔法抵抗下げる+電撃)
    • ワーモグアーマー(HP回復)

ポッピーのアイテムはタンク系のものが主流です。最も優先したいアイテムは、ブランブルベストで、このアイテムがあるかないかは試合を左右することも多いです。特にインフィニティエッジを装備したイレリアやシャコ、ヴァルキリーを相手にするときに必要になります。

ティア1は序盤をキャリーしきれることも重要なので、ワーモグアーマーやアイオニックスパークも向いています。これらのアイテムは、序盤で強い力を持つので、HPを節約することが可能です。反面、後半での影響力は落ちるのでベストアイテムとは言えません。※アイオニックスパークに関しては後半でも有効です。

TFのアイテム

  • インフィニティエッジ&ジュエルドガントレット(スペルクリティカルビルド)
  • ラバドンデスキャップ(魔法ダメージ上昇)
  • セラフ(スペル使用ごとにマナ回復)
  • ショウジン(2回目以降のスペル発動が早くなる)
  • モレロノミコン(スペルに炎上付与)

TFが必要なのはダメージです。最も高いダメージが期待できる組み合わせであるインフィニティエッジとジュエルドガントレットの組み合わせによってスペルクリティカルが発生するようになります。

また、セラフやショウジンを装備して、スペル回転率を上げるのも手です。モレロノミコンを装備することで炎上デバフを敵にまき散らすことも可能です。

気を付ける点

  • Squid構成(ヴォイドソーク)
  • アイテム・ラストウィスパー
  • マジックダメージ構成
  • アイテムに強く依存する
  • ゲーム終盤で失速する

キャンディーランド構成はいくつか気を付ける点があります。今のメタではあまり多くはないのですが、ヴェルコズキャリーのSquid構成がいるときは注意が必要です。タンクアイテムを3スタックしたポッピーでも、ヴォイドの効果で無効化されてしまうことがあります。

この構成は4ヴァンガードに派生させることもできます。しかし、アイテムのラストウィスパーがハードカウンターで、ヴァンガードの高防御力が無効化されます。特にポッピーアイテムのブランブルベストが無い場合はポッピーのタンク力が発揮されずに蒸発します。

また同じ理由でソーサラーやSpace Jamなどのマジックダメージ構成相手にポッピーのタンク力が活きない場合もあります。こちらに関してはアイテム・ドラゴンクロウやミスティックを編成することで対策は可能です。

アイテム依存度高め

この構成の強さはポッピーのタンクアイテムとTFのアイテムに強く依存します。そのため、完璧な3スターの駒が揃ったとしてもアイテムが悪いと勝つのは難しいです。そのため、初めのラウンドで手に入れたアイテムが悪い場合に目指すのは危ないです。

長期戦は不利

この構成は、ポッピーとTFの3スターが揃うゲーム中盤で最も強い時間帯を迎えます。この影響はある程度保てます。

しかしながら、敵が3~4コスト3スターや、5コスト2スターユニットを揃えてくる時間帯で力関係は逆転してきます。そのため、序盤から勝って自分の利子を確保し、相手のHPを減らしておく必要があります。

この理由もあって、ステージ1で得られる2~4個のアイテムは非常に重要です。

派生

この構成は、TFとポッピー以外の部分は割と柔軟に編成が可能です。ソーサラーをどこまで編成するのか、フロントラインをどのように確保するのか、ミスティックが必要かどうかによって柔軟な対応が必要になります。

THEキャンディーランド構成

4ヴァンガード 2ミスティック

いわゆるキャンディーランド構成といわれる構成がこちらです。ポッピー・レオナ・ゾーイ・TFの3スターが望ましいです。4ヴァンガードと2ミスティック・3スターガーディアンの恩恵でポッピーは強力なタンクとなることができます。

この場合は2ソーサラーになるので、TFのアイテムはモレロノミコンとマナアイテムがおすすめです。足りないダメージは炎上による確定ダメージが補完してくれます。

弱点

  • ダメージがTFに依存している

この派生の弱点はTF1体にダメージを依存してしまう点があります。TFがインフィルトレイターに狙われたり、MFやケイルといった範囲スペルの巻き添えでデスしてしまうと勝つのは難しいです。

また、ヴァンガードの特性上ヴォイドやソーサラーという苦手な構成が存在します。

6ソーサラー

6ソーサラー

次に6ソーサラー×2ヴァンガード構成です。この構成の場合はレオナは必要ありません。ウーコンを編成することで2クロノと2ヴァンガードが発動できます。

この派生の場合はゼラスやシンドラ・ヴェルコズが2番目のダメージキャリーとなってくれます。そのためTFだけにダメージを依存してしまうことにはなりにくいです。

ソーサラーの恩恵でシールド量は上がりますが、ミスティックと4ヴァンガードが無い分タンク力は下がります。

6スターガーディアン + TF

starguardian
スターガーディアン

この派生は番外編です。メインキャリーのTFはスターガーディアンの恩恵を受けられないので本来微妙です。ポッピーの2ヴァンガードもレベル8に行かないと編成できません。

この派生はシンドラ・ニーコが序盤から2スターに重なった時と、へらアイテムであるスターガーディアンチャームを手に入れられた時に検討してください。

関連記事:E-girls構成

TFの配置

TFの配置

TFは配置によってダメージが変わります。多くの構成(インフィルトレイター以外)に有効な配置は、前から2列目の端です。TFのカードは円錐状に拡散するため、前に配置したほうがより多く敵陣営を通過するようになります。バックラインに配置すると、自陣を通過するカードも多くなるため、敵へは当たりにくくなります。

もちろん前衛に配置することで範囲ダメージの被害を受けたりもするので必ずしも正解という訳ではありません。

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