今回の記事はアイテムについてです。ちょっと思ったことを書いてみたいと思います。
有名なストリーマーやアイテムのティアリストや、TFTのツールを提供しているサイトのティアリストを眺めてみると、セット1とは少し違うアイテムが上位に来ているなと思います。
それが何かというとタイトルの通りタンク系のアイテムです。
※この記事はパッチ9.23時点のものです。
追記:ファントムダンサーのナーフ
パッチ9.24にて、ファントムダンサーの効果から回避が削除されました。かなり大きなナーフで、以前であればクリティカルは全て回避できていたのですが、通常ダメージとして貫通してしまいます。
クリティカルダメージの高いアサシンや、インフィニティエッジ持ち相手には効果があることは間違いないですが、以前のようにアサシン相手に無敵というアイテムではなくなりました。パッチ9.24の変更点は別記事にてまとめています。
活躍しているタンク系アイテム
- ワーモグアーマー(毎秒HP回復)
- 他のタンク系アイテムと組み合わせるとより良い
- ファントムダンサー(クリティカルを全て回避)
- アサシンのハードカウンターで、それ以外のアタックダメージ系相手にも効果がある
- アイスボーンガントレット(回避で速度低下フィールドを広げる)
- レンジャーのハードカウンターで、タンク系アイテムと組み合わせるとより良い
- ゼファー(戦闘開始時に一定時間敵を無効化する)
- タンク系のステータスが上がるのと、優秀な効果
- レッドバフ(通常攻撃に回復阻害効果)
- タンク系のステータス上昇と、回復阻害(使いこなせるのはシヴィアなど一部のチャンプのみ)
特に活躍していると思うアイテムは以上の4つです。ゼファーやレッドバフに関してはタンク系アイテムというと語弊がありますが、タンク系の素材で作れるアイテムです。パッチ9.22でトップメタであったアイスボーンガントレットは、ナーフによって評価が多少下がりましたが、今だ健在です。特にクラウドマップで使う方は多いですね。
ファントムダンサーの評価は爆上がり中
プレデターアサシンや、スチールアサシン、ブレマスアサシンが増えているため、ファントムダンサーの評価が爆上がりしています。ファントムダンサーを装備することによって、アサシンの特徴ともいえるクリティカル攻撃を全て無効化することができます。
アサシン構成が強いのは間違いないのですが、高ランク帯だと確実に対策されてしまいます。特にファントムダンサーや、クラウドシナジーで固められるとアサシンはかなり弱体化してしまいます。アサシン以外のブレードマスターやプレデター相手にも強いのも良いですね。
セット1ではラピットファイヤキャノンの必中効果(現在は削除された)や、ワイルドシナジー(必中効果あり)がありファントムダンサーの活躍は限られていました。セット2ではそのような低コストで高いアドバンテージが得られる仕組みが多く削除され、ファントムダンサーが活躍できています。
インフィニティエッジは諸刃の剣
アサシンと言えばインフィニティエッジでした。しかしながら、ファントムダンサー持ちの相手だとインフィニティエッジが足かせになってしまうことがあります。
クリティカル率が上がるため、ファントムダンサー(PD)によって攻撃を回避されてしまう確率が増えます。シールドやライフスティール持ちでPDを装備しているチャンプを倒すことが不可能になるときもあるので、インフィニティエッジを作るときは敵の装備をチェックすることを忘れないでください。
インフィニティエッジではなく、シンプルに攻撃力が上がるデスブレードなど別の選択肢の方が強いことも多々あります。
ゼファーは過小評価されがち
- Tftactics – A評価
- Blitz – A評価(表示は評価2)
ゼファーはS、A、B…評価でA評価以上を常にキープしています。S評価にしている方も見たことがあります。ゼファーが高ティアをキープしている理由はいくつかあって、簡単に言うと以下の通りです。
ゼファーの評価が上がった理由
- 素材コストが安い
- エレメントヘクス(セット2の新要素)のおかげで相手のキャリーの位置を予測しやすい
ゼファーの優秀な点の第一は素材コストの安さです。ベルトとクロークという不人気な素材2つで作れます。
次に、エレメントヘクスの登場によってキャリーの配置を予測しやすくなったことが大きいです。マップ上に2か所生成されるエレメントヘクス上にはほとんどの場合重要なチャンプが配置されます。基本的にすべてのプレイヤーがエレメントヘクス上にキャリーを配置するため、ゼファーは全ての敵プレイヤーに大きな効果を得られる場合が多いです。
セット1では配置の予想が難しく、ピンポイントな使い方がメインでしたが、セット2で改善されましたね。
優秀なタンクシナジーと組み合わせる
- クリスタル(最大ダメージが一定値に)
- スチール(HP半分以下で一時的に無敵)
- ウォーデン(物理防御UP)
- クラウド(回避率UP)
- ミスティック(魔法防御力UP)
タンク系アイテムはタンク系シナジーと合わせることでさらに輝きます。特に今のメタであれば、スチールのレクサイ&ノクターンや、クリスタルのスカーナー&アッシュ(タリック)という組み合わせを使う方が多くおられます。
どちらもプレデターメタの影響ですね。キャリーの相方となるレクサイやスカーナーはどちらも優秀なスキルを持っていて、彼らにタンク系アイテムをスタックさせておけば序盤から終盤まで大きな働きが期待できます。
インティング行為が減った
わざと負けHPを減らす行為(インティング)はタンク系アイテムのメタの上昇によって大きく減りました。これは回転寿司でより良いアイテムを取りに行くための手段でありましたが、セット2ではむしろ自殺行為ともいえるかと思います。
セット1ではヴォイドアサシンが強すぎたため、このような行為が流行していました。しかし、絶対的なメタが少なく、タンク系アイテムも重要になっているためシンプルに連勝ボーナスを稼ぎに行く方が間違いなく強いかと思います。
もちろんアプデによって同じような絶対的なメタが登場すれば話は変わりますけどね。