パッチ10.3にアップデートされ数日がたちました。大きな調整は無かったものの、このパッチからアイテムの「へら」がカルーセルラウンド(いわゆる回転寿司)から出現しなくなりました。この変化によって、へらを使ったヘビーメタ構成(過去でいうとブレンダー構成やヴォイドシンズ構成)決め打ちが出来なくなり、より柔軟な構成を常に考える必要性が高まってきました。
このパッチは、パッチ10.2のメタと大きくは変わらなそうなので、まずは一覧としてまとめています。アップデート内容については別記事にてまとめています。
※この記事はパッチ10.3時点のものです。メタは主観も含むので、ご了承ください。
ティアリストの判断基準
- 構成のコスト以上の強さが期待できるかどうか
- カウンター構成の有無
- 競合リスク
- よく使われるかどうか
この4点を基準にティアリストを考えてみます。
コストと強さは最も重要な点です。例え作れたら強い構成であったとしても、難易度が高すぎて作る途中で負けるのでは良い構成とは言えないと考えています。
また、ほとんどの構成にはカウンターと言われる苦手な構成が存在します。高品質な構成を作れたとしても、低品質なカウンター構成に足元をすくわれるということは多々あり、常に強いとは言えない点は評価に加えるべきかなと思っています。
意外と忘れがちなのが競合リスクです。理論的に強い構成であっても、他プレイヤーに先にチャンピオンを占有されることで構成は完成しにくくなります。特にハイパー構成はこの競合リスクが高く、今狙っているユニットをとられるリスクだけでなく、今後必要なユニットが取られるリスクまで考える必要があるかと思います。
最後によく使われているかどうかです。これは、私の主観だけではなく他プレイヤーがどのような構成で1位を取ったかという点を加味したいと考えています。この他プレイヤーは、Blitzのプロビルドを参考にします。
ティアリスト早見表
へらが出現するかしないかで試合展開は大きく変わります。パッチ10.2以前までなら、下位をキープすることで高めの確率で入手することができましたが、パッチ10.3よりインティングによるへら入手は不可能になりました。へらが入手できるかどうかは運次第となります。
ということで、ティアリストは「へら無し」「へら有り」 の2パターンで考えていきます。判断基準は先ほど説明した通りなので、B評価が弱いというと語弊があります。
へら無し
- S
- ポイズンクリスタルレンジャー
- A
- サモナーアサシン
- オーシャンメイジ
- シャドウインフェルノレンジャー
- B
- ポイズンプレデター
- シャドウ6
- B-(育成枠)
- ブレマス4(クラウドマップで評価上昇)
- C
- その他
へら有り
- S
- 保留
- A
- メイジ6(オーシャン・マウンテンマップで評価上昇)
- インフェルノ6 (インフェルノマップで評価上昇)
- B
- ライト6
- アサシン6
- C
- バーサーカー6 (Bから下げました)
すべての構成を網羅することはできないですが、個人的に強いと思う構成を上げてみました。もちろんですが、これら全ての構成で1位をとることは十分に可能です。
6体編成が必要な構成は、へらを入手できると大きくティアが上がります。低ティアのユニットを外すことができ、ユニットの平均性能が上がるからです。へらが無い場合は、クラスとエレメントが4-3(例:オーシャン4メイジ3)や3-3(例:アサシン3サモナー3)となるような構成を目指すのが無難な選択です。
ティアリスト詳細一例
S:ポイズンクリスタルレンジャー
プロビルドで使われている回数がダントツで多いのがこの構成です。この構成は、クリスタルがアサシン・シャドウに対して有利で、さらにポイズンはインフェルノやオーシャンメイジに対して有利です。編成難易度は高いですが、基本的にはプレデターやウォーデンレンジャーからの下位互換からアップグレードしていくことでこの構成は完成できます。
この構成は、最終的にはレンジャー2体を削りミスティックを追加することでほとんど隙のない構成になり、一つ前のパッチからKRチャレンジャー帯でかなり流行りだしています。関連:PCMレンジャー構成
A:サモナーアサシン
サモナーアサシンは、3-3編成のため様々な構成の派生があります。この構成では、クラウドミスティックに派生させています。他にもエレクトリックに派生させたり、ランダムでマルファイトやタリック、アムムなどのタンクユニットを使うことも可能です。
この構成はバフされて強くなったのですが、サモナーもアサシンも両方ともグレイシャル付きのバーサーカーに弱いという弱点があります。ゼドアイテム(リデンプション・GA・ライトオブタリスマンなど)があるとより強くなるのですが、カジックスやアジールなどにダメージアイテムを積んでいないと序盤のダメージトレードでほぼ負けてしまいます。
A:オーシャンメイジ
オーシャンメイジも色んな形があるのですが、これはその一例です(タリアのおみくじちゃぶ台返しが好きなので入れてます)。低ティアであるタリア・シンドラ・ブラッドミアの3体の中から2体を編成しなければいけない点が弱みであるが、ブランド1体でキャリーできるほどのポテンシャルがある。ブランドに十分なマナが供給できるオーシャン4以上奨励。
ブランドがデスするとダメージ性能が大きく下がるため、アジール構成やアサシン構成に対して弱い。へらアイテムのメイジキャップがあると大きく強くなり、メイジ6を目指すことも十分視野に入れることができる。
A:シャドウインフェルノレンジャー
プレイヤーレベル6~7くらいの中盤で最も強い(かもしれない)シャドウインフェルノレンジャー。3つのシナジー効果がキンドレットに適応されるので、キンドレットからアイテムを積むのが定番です。ゲーム序盤はサモナーのザイラ&マルザハールあたりを使っておくと強い。
終盤はインフェルノ6やシャドウ6、サモナー3、ティア5つめつめなど派生はたくさんある。キンドレットはティア3で終盤のキャリー力に不安があるが、相手の構成に合わせて構成やアイテム・2番目のキャリーを作っていくことが重要。
B:ポイズンプレデター
パッチ10.3でバフされてポテンシャルの高いプレデター。基本的にコグマウがキャリーとなるので、ハイロール奨励。現在のメタであればアッシュ&ツイッチからポイズンとクリスタルを追加するのが定番かと思います。
ポテンシャルが高いのにB評価にした理由は、S評価のポイズンレンジャーと競合するからです。レベル5~6でコグマウ他の★3を目指すため、基本的にはレンジャー構成のプレイヤーにレベル先行されます。ツイッチ・アッシュ・タリック・シンジドは人気のユニットで他のプレイヤーに独占されるとプレデターは派生が非常に難しくなります。このようなリスクを考えての評価です。
例えプレデターが競合しないとしても、ポイズンとクリスタルは高い確率で競合し先行利益は他プレイヤーにとられてしまいます。スチールなどに派生する場合は競合は避けれます。
B:シャドウ6
シャドウ6は、編成難易度が高い点がマイナスとしてB評価にしています。シャドウラックスを入手することで大きく難易度が下がるのですが、なければ残りの2~3枠の選択が非常に重要になります。特にタンクユニットや防御シナジーを十分に構成することができないので、アイテム運やユニットレベルが十分にないと非常に脆い構成となります。
ダメージ性能はトップクラスの構成で、1ショットで敵のユニットを倒すことができるのは他にはない強み。カウンター構成のクリスタル相手に非常に苦戦することがある。
B -:ブレマス(育成枠)
バフされたヤスオキャリーのブレマス構成を少々見かけます。まだはっきりと分かっていないのですが、構成が固まるようであれば追記いたします。
追記:個人的な評価は1段階上がりました
まとめ
以上ティアリストをまとめてみました。B面パッチが来ない限り、ポイズンクリスタルレンジャーのトップメタは手堅いかなと思っています。ヤスオキャリーのブレマスが今一番気になっているのですが、もし強い構成がありそうであれば追記いたします。
ティアリストについても、使われる構成が変化すれば変更すると思います。