TFT 10.10 最強だった旧リヴェル(流れ者)メタと次のパッチの比較

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パッチ10.10へのアップデートが近づいています。次のパッチで最も期待されているシナジーがリヴェルで、これは多くのユーザーが予想している通りだと思います。RiotのMortdogさんも「リスキーなバフ」と明言されたくらいで、そのぐらい期待が高い構成です。

このリヴェルは、パッチ10.6に圧倒的なトップメタとなりました。他の構成では太刀打ちするのが難しいほどの強さとなることも多く、このメタは多くのユーザーを歓喜させる反面苦しませたのも事実かと思います。

パッチ10.10については別の記事でまとめています。

今回の記事は、強すぎた時代のリヴェルと次のパッチ10.10のリヴェルの比較です。

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追記:流れ者のバフ中止

Patch rundownから正式ローンチの間で流れ者のバフは中止されました。流れ者ユニットであるジグスとヤスオのバフは通常通り行われます。

基本情報

関連シナジー

シナジー
編成数
説明10.610.10 PBE
Rebel
3/6
戦闘開始時に、Rebelは一定時間シールドとそれぞれ隣接したRebelにダメージ増加バフを得る

※10.8 PBE
9体編成追加
シールド
150/225

ダメージ
10/12%

共通
時間 8秒
シールド
150/210/330

ダメージ
10/15/20%
10/12/15%

共通
時間 8秒
Blademaster
3/6
ブレードマスターは確率で*回の追加攻撃

※10.8 PBE
9体編成追加

※10.9PBE
追加攻撃の速度上昇
確率
30/55%

共通
追加攻撃 2回
確率
30/55/100%

共通
追加攻撃 2回
Blaster
2/4
通常攻撃4回ごとにブラスターは追加攻撃を行う追加攻撃
3/6体
追加攻撃
3/5体
Starship
1
スターシップは継続的にアリーナを回る。通常攻撃は出来ない。毎秒マナを入手するマナ
25
マナ
40

パッチ10.10にて6リヴェルのダメージがバフされます。これらの恩恵を受けるのはリヴェルユニットのみです。シールド量に関してはパッチ10.6よりも減少しています。

恩恵を受けるリヴェルキャリーユニット

  • ジンクス(ブラスター)
  • マスターイー(ブレードマスター)
  • オレリオンソル(スターシップ)

関連ユニット

ユニットオリジン
クラス
説明10.610.10 PBE
Malphite
★1
Rebel

Brawler
パッシブ
戦闘開始時に、自身の最大HPに比例したシールドを獲得する。
シールド
40/45/50%
シールド
40/45/60%
Ziggs
★1
Rebel

Demolitionist
敵に爆弾を投げ、マジックダメージを与えるダメージ
250/325/550
ダメージ
300/400/700

マナ
0/45から0/40
Sona
★2
Rebel

Mystic
*体のダメージを受けた味方を回復し、その味方が受けた全ての妨害効果を浄化する

※10.9 PBE
浄化がスタン限定に変更
ヒール
100/150/200

数 ターゲット
2/3/4
ヒール
150/200/300

数 ターゲット
2/3/4
Yasuo
★2
Rebel

Blademaster
最も多くのアイテムを持った敵にワープし、ノックアップし、*回の通常攻撃で切りつける

※10.9 PBE
ターゲットが射程内の最も遠い敵
数 通常攻撃
4/5/6

ノックアップ
1秒
数 通常攻撃
4/5/6

ノックアップ
1秒

スペル範囲
攻撃範囲+2

マナ
0/100から0/90

HP
600から700
Master Yi
★3
Rebel

Blademaster
数秒間、速度が上がり、最大HPに比例して毎秒回復し、通常攻撃に防御力を無視する追加ダメージが適応されるTrue ダメージ
75/100/200

秒間 ヒール
8/10/15%
True ダメージ
75/100/200

秒間 ヒール
12/12/12%
Jinx
★4
Rebel

Blaster
パッシブ
最初のテイクダウンで攻撃速度が上昇する。2回目のテイクダウンで武器をロケットランチャーに持ち替え攻撃する
攻撃 速度
60/75/100%

ダメージ
100/175/750
攻撃 速度
60/75/100%

ダメージ
125/200/750
Aurelion Sol
★5
Rebel

Starship
ランダムな敵に飛んでいくを戦闘機を発射し、マジックダメージを与え、戻ってくる。次の詠唱は、戻ってきた?戦闘機と追加*機を加えたものを発射する。戦闘機は近くの敵を狙いやすい。

※10.7 PBE
ターゲットがランダムに
ダメージ
120/175/750

追加
3機
ダメージ
100/150/750

追加
3機

詳しくは後程説明しますが、注目してほしいのは以下の点です。

注目

  • オレリオンソルのAIの変更(パッチ10.7)
    • ターゲットが近い敵に集中せずにランダムになりました
  • ヤスオのスキルターゲットの変更(パッチ10.9)
    • スキルターゲットのアイテム基準が削除されました
  • ソナの浄化ナーフ(パッチ10.9)
    • 全ての状態異常を浄化できていましたが、スタンのみに仕様変更されています

定番のリヴェル構成

6リヴェル

リヴェル構成はティア5キャリー構成とも言えます。最も重要になるのがデモリッショニストのガンクプランクで、ティア5の中でもトップクラスに優れたスキルを持っています。彼のスペルが決まるかどうかは試合を大きく左右するのでアイテム・ガーディアンエンジェルは欲しいアイテムの有力候補です。

あとはリヴェルの恩恵を受けるティア4のジンクスにブラスターアイテムを装備させ、2ブラスターシナジーを発動させるためにミスフォーチュン(下位互換はエズリアルやグレイブスなど)を編成するのがよくある構成です。レベル9やへらアイテムのリヴェルメダルでヴァルキリーかつブレードマスターのケイルや、ミスティックのルルを編成できます。

状況によっては3リヴェルでも悪くはなく、レベル8でも3ブレードマスターやミスティック、ブローラー・スペースパイレーツなどを発動できるのが強みとなります。

リヴェル構成が輝くニーコバースギャラクシー

ゲーム開始時にユニットをコピーできる”ニーコの助け”を得られるニーコバースはリヴェル構成が最も得意とするギャラクシーだと思います。リヴェル構成はティア5キャリーが強いため、簡単にガンクプランクの2スターが作成できるこのギャラクシーの恩恵を大きく受けることができます。

当時のリヴェル構成と何が違うのか

大まかにはパッチ10.6のメタ構成が使えると思います。正式にアップデートされてから新たなメタが登場する可能性ももちろんあるのですが、この構成が多く登場する可能性は高いと思っています。

大きな違いはオレリオンソルのキャリー力が落ちているということです。記事の最後の方で詳しく紹介します。

レベル8オールインの期待値の違い

  • パッチ10.6:1.45体
  • パッチ10.7以降:1.25体

※ レベル8で50ゴールドをリロールに費やした時にティア5ユニットがどのくらい引けるかの期待値です

パッチ10.6のリヴェルメタ時代はオールインによってティア5を入手できる確率が高かったのですが、10.7以降にこの確率が下がりました。むしろリヴェルメタがこの変更を起こしたとも言えますね。

状況によってはスローロールを

以前よりティア5の入手確率は下がっています。なのでレベル8でオールインしてもGPが入手できないというのは期待値的には起こりうることです。

1ターンですべての利子を焼き尽くすオールインよりも、複数ターンかけてリロールするスローロールの方が今現在のメタには合っているのかもしれません。つまりは、2~3ターンでGPを探すということですね。

各キャリーユニットの新旧比較

リヴェル構成は、ガンクプランク・ジンクスだけではなく、ケイルやミスフォーチュン、オレリオンソル(マスターイー)などもキャリーにすることが可能です。これらのユニットがリヴェルメタ時代のパッチ10.6と比べてどうなのかまとめます。

ガンクプランク

旧リヴェルメタ時代との比較

  • マナ(50/150 → 100/175)
    • 1回目のスペル発動は早くなった
    • 2回目以降のスペルは打ちにくくなった
  • ダメージ(650/850/9001 → 450/600/9001)
    • ダメージは200程度下がっている

ガンクプランクは全盛期と比べると全体的に弱くなっています。しかし、現時点でも全ユニットの中で最も優れたユニットの中の1人であることには間違いないかと思います。

ベストユニットであることの理由の一つにシナジーのマーセナリーが大きく関与しています。マーセナリーはレベルを上げることの他に、ゴールドを支払うことで強化が可能です。

マーセナリーアイテムの優先度

  • Two Strikes(スペルが2回発動する)
    • 合計ダメージが50%上がる
  • Larger Area(スペル範囲が広がる)
    • 着弾範囲が半径3マスから4マスになる
  • Faster Impact(詠唱時間が短くなる)
    • 着弾までの時間が2秒から0.3秒になる

マーセナリーユニットは、ゴールドを払うことで強化が可能です。このマーセナリーアイテムはショップに並びます。このアイテムは8ゴールドでとても高価なので、ユニットの育成が追い付いていない場合などには優先の低いものは見送る判断が必要になります。

最も優先したいのはトゥーストライクスとラージャーエリアの2つで、この2つがショップに並んだときは見送る必要はないと思います。どちらもダメージに繋がるのでとても優秀なアイテムです。唯一ファスターインパクト(バフされてかなり良くなったのですが…)についてはユニットの育成が追い付かない場合は見送ってもいいと思います。

ファスターインパクトもかなり優秀なのでゴールドに余裕がある場合は買いましょう!

ジグスとのペア

ガンクプランクは広範囲にダメージを与えられるスペルを持っています。シナジー・デモリッショニストを発動させることによって、広範囲のスペルに1.5秒のスタンを付与することができるので、ジグスとペアで使う必要があります。

おすすめアイテム

  • ガーディアンエンジェル
  • ロッド系

ジンクス

旧リヴェルメタ時代との比較

  • ダメージ(100/175/750 → 125/200/750)
    • 25上昇

旧リヴェルメタ時代と比べると若干ダメージが強くなっています。ジンクスは、リヴェルユニットの中で手堅くダメージが期待できるユニットで、ティア4のため制作難易度も難しくはないです。

ブラスターアイテムが必要

  • ジャイアントスレイヤー(HPに比例した追加ダメージ)
  • レッドバフ(炎上付与)
  • インフィニティエッジ(クリティカルダメージ上昇)
  • ラストウィスパー(防御力を下げる)

ジンクスのダメージを上げるには、ブラスターアイテムが定番です。もう1体のブラスターを編成することで一気にダメージが上がります。

パッチ10.9のメタではヴァンガードのカウンターアイテムのラストウィスパーの価値が上がっています。しかし10.10はキャンディーランド構成のナーフとマジックダメージ構成(リヴェルなど)が強くなるパッチなのでヴァンガードが価値を直接的にも間接的にも落とすと思います。それと対応してラストウィスパーは若干ながら価値を落とすかなという印象です。相手を選んで何を作るか決めたいですね。

GPとの相性もいい

ジンクスは、敵をキルもしくはアシストすることでスキルが発動します。むしろ、これができないと弱いユニットなので、補助してくれるGPの存在が重要になります。GPは広範囲のスペルを持っているので、ジンクスのアシストをキルに繋げたり、逆にGPがジンクスのキルをアシストすることが可能です。

オレリオンソル

旧リヴェルメタ時代との比較

  • AIの弱体化
    • 近くのユニットからランダムに
  • マナのナーフ
    • マナ:30/60から40/120
    • 供給:毎秒20から40
  • ダメージの弱体化(120/175/750 → 100/150/750)
    • 20程度のナーフ
  • タンク能力の上昇
    • HPが950から1100
    • 物理防御が30から35

オレリオンソルはかつてのリヴェルメタで有力なキャリーとなりうるユニットでしたが、今現在ではその地位は確実に落としています。最も致命的な変更がAIの変更で、ランダムターゲットになっています。ダメージが1体に集中せずに分散するため、攻撃がキルにはつながりにくいのが致命的です。

スターシップのマナ回復量は増えたのですが、最大マナも比例して増えているので実質スキルの回転率は下がっています。スターシップの効果で3秒に1回の間隔で詠唱できるマナを得られることには変わらないのですが、被ダメによるマナ獲得やセラフによって回転率が上がりやすかった旧仕様と比べると弱くなっています。

タンク

反面タンク性能はHPと防御力ともに上がっていて、これは全ユニットの中でトップクラスです。なので防御系アイテムを装備させるのもありだと思います。

スターシップの効果で盤面を動き続けるので、イレリアなどの近接攻撃キャリーを翻弄できるときもあります。

デバフ役

  • モレロノミコン(スペルに炎上付与)
  • デモリッショニストチャージ(デモリッショニスト付与)

このランダム性はキャリーとしてはデメリットが多いのですが、デバフ役としては優秀です。これらのデバフアイテムを入手できた際はオレソルが活きるのでおすすめです。

アイテム・ゼファーのカウンター

オレソルは、対象の位置のユニットを一定時間飛ばし、無効化できるアイテムのゼファーのカウンターです。スターシップシナジーの効果でオレソルはゼファーを無効化できるので相手のアイテムビルド次第でオレソルを使うのもいいと思います。

マスターイー

旧リヴェルメタ時代との比較

  • 相方のヤスオの致命的な仕様変更
    • スペル対象からアイテム基準削除
  • 自己回復効果の弱体化(8/10/15% → 12/12/12%)

マスターイー単体のナーフはごくわずかなのですが、相方であったヤスオのナーフが大きく響きキャリーとしては使われにくくなりました。かつてはBANGBROSと呼ばれた人気の構成があったのですが、今現在ではほとんど見ることはありません。

ヤスオはスペル対象からアイテム基準が削除されたことによって敵キャリーを暗殺できなくなりました。

ファスト8前提のリヴェル構成ではキャリーとしては使いにくい

リヴェル構成は、リロールよりもレベルにゴールドを優先するファスト8向けの構成です。理由は最も重要となるガンクプランクを入手するためで、最低でもレベル8にしなければいけません。そのため、3スターのマスターイーを作るのは難しいと思います。

同じくリヴェル構成を目指す競合相手がいる場合もさらに作りにくくなります。

一部のギャラクシーで使えるかも

ティア1~3の2スターがカルーセルラウンドで拾える流星群ギャラクシーで3スターマスターイーの制作確率が上がります。また、毎ラウンドの1回目のリロールが無料になるトレードセクターでもマスターイーが自然と集められる可能性があります。

リヴェル構成は魔法ダメージに偏りがちで、アイテム・ドラゴンクロウやシナジー・ミスティックで対策されることがあるのですが、マスターイーの主なダメージ減は対策できない確定ダメージです。

作るのはかなり難しく、運が必要な場合も多いかと思いますが、作れた場合はより勝率が上がるはずです。

その他のキャリーユニット

ユニットオリジン
クラス
説明10.610.10 PBE
Ziggs
★1
Rebel

Demolitionist
敵に爆弾を投げ、マジックダメージを与えるダメージ
250/325/550
ダメージ
300/400/700
Kayle
★4
Valkyrie

Blademaster
通常攻撃が追加マジックダメージが発生する波状範囲攻撃になる。効果は戦闘終了まで続くダメージ
125/200/750
ダメージ
125/200/600
Miss Fortune
★5
Valkyrie
Mercenary

Blaster
一定時間、波状の銃弾を円錐状に放つ。その間、敵の最大HPに比例したマジックダメージを与えるダメージ
70/90/999%

時間
2.25秒
ダメージ
60/80/999%

時間
2.25秒

その他の変更

  • ジグス
    • ティア1ユニットの排出率上昇
  • ケイル
    • ブレードマスターの追撃速度が上昇
  • ミスフォーチュン
    • 速度は下がっている(1.1から1.0)
    • マナはナーフされている(50/150から75/175)

ケイル

マスターイーとヤスオとの相性がいいのがケイルです。リヴェル構成と相性のいいブリッツやシェンとの相性もよく、使いやすいユニットです。3スターのダメージが若干下がったくらいで、悪い影響はありません。

特にケイルは、レンジチャンピオンでアイテムを装備していないとしてもダメージを稼いでくれる優れたユニットです。特にラピットファイヤキャノンやレイジブレードなどのケイルアイテムを入手できた場合は使ってもいいと思います。

ヴァルキリーのミスフォーチュンとの相性がいいのもさらにいいですね。

ミスフォーチュン

速度とマナがナーフされましたが、ガンクプランクと同じくマーセナリーユニットのため非常に強いユニットです。しかし、リヴェル構成ではガンクプランクのアイテムの方が優先度が高いので、ミスフォーチュンアイテムを買う際は気を付けてください。

状況にもよるのですが、2スターになるまでミスフォーチュン用のマーセナリーアイテムは買わなくてもいいかなと思っています。

マーセナリーアイテム

  • Larger Cone(範囲が45度から60度に)
  • Shield(詠唱で400/700/1000のシールド獲得)
  • More Waves(ダメージ判定?が12から17になる)

ジグス

ジグスはダメージが大幅に上がっています。ハイパーロールをしてしまうとGPが取れなくなってしまうので、ジグス3スターとファスト8リヴェル構成の相性はよくありません。

トレードセクターと流星群ギャラクシー

マスターイーと同じく、トレードセクターと流星群ギャラクシーでジグスが使える場面もあるかもしれません。特に序盤のキャリー力は高いので、柔軟に使ってみるのも面白いと思います。

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