本日、セット4がローンチされました。PBEサーバーをプレイした方はある程度ご存知かと思いますが、パッチ10.19でも使えそうな構成の一つを紹介したいと思います。
今回紹介するのはエルダーウッドメインの構成で、この構成は強く競合しなければ上位を取れる確率が高いかなと思っています。その他、カルティストやアサシン、ウォーロードなど強いと思う構成はいくつかありますが、個人的に安定感を重視してセット4に2つの記事ではエルダーウッドにしました。
※この記事はパッチ10.19時点のものです。
基本情報
関連シナジー
シナジー 編成数 | 説明 | ユニット | Patch 10.19 |
Brawler 2/4/6/8 | 最大体力が増加する | Maokai Tahm Kench Sylas Vi Nunu Warwick Sett | 体力 400/800/1200/1800 |
Divine 2/4/6 | 通常攻撃を一定回数行うか、体力が一定以下のどちらかの条件で、戦闘終了まで被ダメージを軽減し、追加で確定ダメージを与える。 | Wukong Jax Irelia Lux Warwick Lee Sin | 条件 攻撃6回 or 体力50%以下 追加確定ダメ 20/40/65/100% 軽減 25% |
Elderwood 3/6/9 | 一定時間ごとにエルダーウッドは成長し、ステータスが増加する。この効果は一定回数まで重なる。 | Maokai Hecarim Lulu Nunu Veigar Ashe Ezreal | 間隔 2秒 最大スタック 5回 物理・魔法抵抗 15/25/40 攻撃・スキルパワー 5/10/20 |
Hunter 2/3/4/5 | 一定時間ごとに全てのハンターは最も体力の低い敵を攻撃し、追加ダメージを与える。 | Aphelios Kindred Ashe Warwick | 追加ダメージ 175/175/175/175% 時間 3.5/3/2.5/2 |
エルダーウッドユニット
ユニット | オリジン クラス | 説明 | Patch 10.19 |
Maokai ★1 | Elderwood Brawler | マオカイは前方の敵を殴り、魔法ダメージとターゲットの速度を一定時間下げる。 | ダメージ 225/350/550 速度減少 50% 3秒 |
Hecarim ★2 | Elderwood Vanguard | へカリムは一定時間以上隣接する敵から体力を奪う。 | ダメージ 250/400/600 回復 250/350/500 時間 3秒 |
Lulu ★2 | Elderwood Mage | ルルは最も体力の低い味方を巨大化し、その味方に追加で体力を与え、隣接した敵をノックアップさせる。 | 追加 体力 400/600/950 ノックアップ 1.5秒 |
Nunu ★3 | Elderwood Brawler | ウィルンプがヌヌのターゲットを噛み、魔法ダメージを与える。もし、ターゲットの体力が自身よりも低い場合はダメージが増加し確定ダメージになる。 | ダメージ 450/650/1300 確定ダメ 50% |
Veigar ★3 | Elderwood Mage | ベイガーは最も体力の低い敵に魔法ダメージを与える。もしターゲットをキルした場合はその度に永久にスペルパワーが上昇する。 | ダメージ 500/650/1150 スペルパワー 1/2/5 |
Ashe ★4 | Elderwood Hunter | アッシュは一定時間攻撃速度を得て、物理ダメージを与える。 | ダメージ 45% 攻撃 速度 50/75/300% |
Ezreal ★5 | Elderwood Dazzler | エズリアルは最も攻撃速度の高い敵に向かってバラージショットを放ち、魔法ダメージを与える。バラージの当たった味方を回復し、一定時間速度を上げる。バラージの当たった敵は速度が一定時間減少する。 | ダメージ 250/450/9999 回復 250/450/9999 速度 +-50% 5秒 |
関連ユニット
ユニット | オリジン クラス | 説明 | Patch 10.19 |
Warwick ★4 | Divine Brawler Hunter | ワーウィックは戦闘終了まで攻撃速度と移動速度・ライフスティールを得る。この状態でテイクダウンを取ると彼は遠吠えし、全ての隣接した敵に数秒間恐怖させる。 | 攻撃 速度 175/200/500% 吸収 50/50/100% 恐怖 時間 1.5/1.5/3 |
Sett ★5 | The Boss Brawler | セトはターゲットをつかみ前方に打ち付け、つかんだ敵の最大体力に比例した魔法ダメージを打ち付けた衝撃のエリアの全ての敵に与える。 | % ダメージ 35/45/400% 範囲衝撃 HP20/30/200% |
エルダーウッドブローラーをお勧めする理由
- 構成がシンプル
- 序盤に強く、焦ってHPを失う可能性が低い
- 制作難易度が高くない
TFT初心者にエルダーウッドブローラーをお勧めする理由の1つ目は覚えやすいからです。プレイされて間もないプレイヤーにとってどのユニットが何のシナジーを持っているかを覚えるのは簡単ではないと思います。今回進めるエルダーウッド構成は、エルダーウッドを揃えるだけである程度の強い構成を組むことができます。
また、エルダーウッドは攻守ともにバランスの取れたハイブリット系のシナジー、ブローラーはチームに安定感を提供してくれるタンク系のシナジーです。ゲーム終盤にダメージが不足して1位を取れないという状況は起きても序盤から中盤にチームのバランスが悪すぎてHPを失ってしまうという状況は起きにくい点を私は評価しています。
Chosenユニットの選択(選ばれしもの)
- ランダムエルダーウッド → エルダーウッド6~9・4ブローラー
- ランダムブローラー → エルダーウッド6ブローラー4~6
セット4の新要素である「Chosen unit(選ばれしもの)」の選択を何にするかという点をまずは解説していきます。最も簡単な選択は初めにショップに並んだChosenエルダーウッドを選ぶという選択です。この選択を取ることで簡単に6エルダーウッドを作ることが可能になります。
2番目の選択はChosenブローラーユニットの選択です。ヌヌとワーウィックがブローラーとエルダーウッドの両方のシナジーを持っていて、TFTの設計的にこの2つは相性がとてもいいシナジーです。余分なブローラーを編成しなくてもブローラー4が作れるので、この選択でもエルダーウッド6が作りやすくなります。
選ばれしものとは
セット4は低い確率でショップに「選ばれしもの」が並びます。選ばれしものはステータスが高いのに加えて、買った時点で2スター(3体分の価値)、該当するシナジー2体分としてカウントされるという優れたものです。
画像は右上に紫色の鍵のマークがあることから「選ばれしガレン」、ヴァンガードの部分に「2」という数字があるので「ヴァンガードタイプ」であることが分かります。エルダーウッド構成の場合は、エルダーウッド、もしくはブローラーの部分に「2」というマークの付いたユニットを買うのがおすすめです。
最善の選択の一例
始めの2つの選択は、良い選択ではあるものの最善の選択とは言えません。序盤に連勝を重ね、HPを高く保てた場合などは欲張って最善の選択を狙ってみるとより1位を取れる可能性を高めることができます。
- アッシュ・ワーウィック
- 4コスト3スターを目指す
- エズリアル・セト
- (ヌヌ)
これらがエルダーウッド構成において、最も活躍してくれるのは4コストのワーウィック、アッシュです。2体は4コストで滅多に3スターを作れないですが、選ばれしアッシュ・ワーウィックを引くことで一気に3スターにできる可能性が増えます。
また5コストのレジェンダリーユニットであるセトやエズリアルの選ばれしものをという選択ももちろんありです。滅多にショップに並ぶことは無いと思いますが、もし見つけた場合はぜひ買ってみてください。
エルダーウッドブローラー構成の一例
こちらがエルダーウッドブローラー構成の一例です。この構成は選ばれしものを考慮していませんので、さらに強化が可能です。レベル9、もしくは選ばれしもの次第でラックスを起用することができます。ラックスが入ることでワーウィックにディヴァインシナジーが適応され、さらに耐久力とダメージ性能が上がります。ラックスとエズリアルとの組み合わせで2ダズラーも発動しますね。ラックスにオプションとは書いていますが、彼女は優秀な範囲スタンスキルを持つ、コストパフォーマンスの高いユニットであるため、積極的に編成しても問題ありません。
この構成はあくまで完成形なので、エズリアルやセトを引く前はブローラーであるヴァイやサイラス、タムケンチなどを代用しておくといいかと思います。ここは好き嫌いが分かれると思いますが、後衛のヴェイガーを起用して無理に6エルダーウッドを作るよりも3エルダーウッドで4~6ブローラー編成にするのが個人的にはお勧めです。
配置について
相手次第なところがあるので一般的なことを紹介します。セトはザ・ボスの効果を早期に発動させるために、フロントラインに配置します。フルタンクアイテムのワーウィックやヌヌが作れた場合はフロントライン、もしくは1列後ろに配置し前線を保ちます。
ワーウィックのアイテムがダメージよりの場合は、敵の妨害やファーストアタックを受けないために3列目付近に配置してバックラインに飛んでくるアサシンやシェイドに対処してもらうのもいいかと思います。
アッシュはバックラインの角が安全ですが、敵にエイトロックス(遠い敵を引っ張ってくる)がいる場合は、角は避けバックラインのセンター側に1~3マス程度移動させます。敵のアサシンが強い場合は、盤面に隙間が生まれないよう角にユニットを集めブロック配置を組みます。
エズリアルとラックスは敵の後衛の対角の位置に配置して、妨害スキルが敵のキャリーに当たるようにします。エズリアルはスキルが味方を強化してくれるので、より味方に当たるように角(アッシュの後ろ)などに配置するのもいいかと思います。
アイテムについて
アッシュのアイテム
- ソード系(ジャイアントスレイヤー・インフィニティ―エッジ)
- ボウ系(スタティックシヴ・グインソーレイジブレード)
- 防御系(ガーディアンエンジェル・クイックシルバ―・トラップクロウ・ブラットサースター)
アッシュは、ソード系でダメージが上がり、ボウ系で攻撃回数やダメージが上がります。3枠目は2つ目のソード系・ボウ系の他にガーディアンエンジェルやクイックシルバーなどの自身を守るためのアイテムという選択肢があります。
ブラットサースターでライフスティール(ダメージを与えた一定%分回復)ができるようにするのもいいかと思います。
ブローラー陣のアイテム(ヌヌ・ワーウィック・セト)
- ベルト系(ワーモグアーマー・リデンプション)
- アーマー系(ブランブルベスト・ストーンプレート)
- クローク系(ドラゴンクロウ・アイオニックスパーク)
- ライフスティール(へクステックガンブレード)
- ラピットファイアキャノン
ブローラーに渡すアイテムは耐久力の上がるベルト・アーマー・クロークを使うものが無難な選択です。3体ともまあまあ優秀なスキルを持っているのでロッド系という選択でも可です。
遠距離攻撃ができるラピットファイヤキャノンを入手した際は、ハンターであるワーウィックに装備して後衛ダメージキャリーとして使うということもできます。
ゲームメイク
序盤(レベル1~6)
- マオカイ(タンクアイテム)
- へカリム or ヌヌ
- ルル
- タムケンチなどのブローラー
- *プレイスホルダー(アッシュアイテム)
序盤からエルダーウッドの引きがいい場合は、エルダーウッド3をベースに重なったブローラーと組み合わせていくのがいいかと思います。タンクアイテムはマオカイに装備させることで、耐えながら序盤であれば十分なダメージ力を持っているので味方をキャリーしてくれます。
アッシュに装備させるダメージ系のアイテムは、売却前提(*プレイスホルダー)でランダムな選ばれしものなどを使うのがいいかと思います。ニンジャやエグザイルなどの1体でシナジーが発動するものであればよりいいですが、ハンターやシャープシューターなどの後方から攻撃できる遠距離攻撃のレンジユニットでもいいかと思います。
もちろん慣れてきたプレイヤーさんなら、カルティストやウォーロード、デュエリストエグザイルなどより柔軟な選択ができると思います。
中盤(レベル6~8)
- マオカイ → ワーウィック or セト or ヌヌ
- ルル
- ヌヌ
- *プレイスホルダー → アッシュ
- タムケンチ・ヴァイ
- キーパー2体(ケネン・ジャーヴァン)
ゲーム中盤はワーウィックとアッシュを探しましょう。ダメージ系のアイテムはプレイスホルダーを売却し、アッシュに装備させます。この構成は中盤でダメージ不足になってきますので、アイテム・ニーコの助け(分身を作る)は積極的にアッシュに使って2スターを作ってしまうのもいいかと思います。
タンクアイテムはマオカイを解体し、ワーウィックかヌヌ、運がよくセトが引けた場合はセトに装備させていきます。
運が悪くアッシュやワーウィックなどの2スターが作れない場合はトップ4を狙いに行きレートを下げない戦い方も重要です。他の構成で貴重なユニットの選ばれしものがショップに並んだ場合は思い切って方向転換するプレイも必要になります。
終盤(レベル8~)
- 1stキャリー
- アッシュ
- 2ndキャリー
- ワーウィック
- ヌヌ
- 3rdキャリー
- セト(タンクアイテムやロッド系アイテムでごり押し)
- 4thキャリー
- エズリアル(モレロノミコンやマナアイテムで妨害)
- その他
- へカリム
- マオカイ
- ルル
- ラックス(妨害とシナジー要因)
ゲーム終盤はセトとエズリアルを探します。どちらもレジェンダリーユニットで高い性能を持っています。特にセトはザ・ボスという特殊なシナジーを持ち、強いアイテムと2スターが揃えば敵をごり押して勝てるほどの力になります。
エズリアルは妨害とサポート系のスキルで味方を強化、敵を弱体してくれます。スキルに炎上を付与するモレロノミコンや、スキルの回転率を上げるショウジンやブルーバフなどのティア系のアイテムがあっていますね。
構成数が9体になっていますが、選ばれしものを起用し例えばへカリムを外すなどすることでラックスまで起用することが可能です。