[TFT 9.19]大型アプデ情報 – 各種新アイテムとチャンプの変更一覧

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今週はカイ=サと新素材アイテム「スパーリンググローブ」が登場する大型パッチとなっています。また、ミステリーボックスシステムは総合的に見れば良い状態ですが、細かな調整が必要な箇所もあると判断したため微調整を加えています。それ以外では、活躍できていないティア5チャンピオン2体(アニビアとミス・フォーチュン)がきちんと輝けるよう変更を施しました。そして、近日中には対戦履歴機能の初期バージョンも導入予定です。現在はまだ必要最低限の機能しかありませんが、以後数パッチをかけて機能を拡充していく予定です。

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今回は新アイテム・新キャラと多数の変更がある大型アプデです。読まないでプレイするとなんのことやらわからなくなるかと思うくらいです。変更点がかなり多いため、一部割愛しつつ重要な点をメインに紹介したいと思います。

※この記事はパッチ9.19実装直後のものです。

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新アイテムの概要

スパーリンググローブという新アイテムが追加されました。それに伴いグローブと既存アイテムを合成することによってできる新合成アイテムがまず増えています。加えて既存の合成アイテムが新しいものへと一部変更されています。

新アイテムではありませんが、既存のアイテムの変更点もこちらでまとめて紹介しておきます。

新アイテム一覧

  • スパーリンググローブ(素材)
  • インフィニティ・エッジ(グローブ&ソード – クリダメと率上昇)
  • リピーティングクロスボウ(グローブ&ボウ – 攻撃速度とクリ率上昇 アイテムが継承する)
  • ジュエルガントレット(グローブ&ロッド – スキルにクリティカル追加)
  • ハンド・オブ・ジャスティス(グローブ&ティア – 攻撃40%上昇 or 攻撃に回復追加)
  • アイスボーンガントレット(グローブ&ベスト – 回避で速度低下フィールドを広げる)
  • クイックシルバー(グローブ&クローク – 攻撃妨害解除)
  • トラップクロウ(グローブ&ベルト – トラップ系のシールド付与)
  • 盗賊のグローブ(グローブ&グローブ – ランダムな2つのアイテム付与)
  • ミトン(グローブ&ヘラ – ヨードル付与)
  • デスブレード(ソード&ソード – キルorアシストで攻撃力上昇)
  • ジャイアントスレイヤー(ソード&ボウ – 通常攻撃に敵HP5%の確定ダメ)

かなり要約しましたが、それぞれの効果は以上です。インフィニティエッジのレシピがソード&ソードからグローブ&ソードに変更になりました。またソード&ボウで作れていたソードオブディバイン廃止され新たにジャイアントスレイヤーになります。

詳細についてみていきましょう。

素材のグローブ

新素材アイテム:クリティカル率+10% & 攻撃回避率+10%
スパーリンググローブを素材にしてアイテムを作成すると、グローブの性能は攻撃寄り(クリティカル率+20%)か防御寄り(攻撃回避率+20%)に変化します。ただし、盗賊のグローブおよびミトンは攻守両方の性能を持ちます。

クリティカル率と回避が上がるアイテムです。他のアイテムと合成することでそのステータス上昇が攻撃よりか防御よりのどちらかに偏るようです(盗賊のグローブ以外)。

インフィニティエッジ

材料:スパーリンググローブ + B. F. ソード
性能:クリティカル率+20%
効果:クリティカルダメージ+150%

レシピの変更と性能が調節されました。

リピーティングクロスボウ

材料:スパーリンググローブ + リカーブボウ
効果:装備ユニットがデッドすると味方チャンピオンまでジャンプし、攻撃速度とクリティカル率+20%を付与する。

装備したチャンプが倒れるとアイテムが他のチャンプに飛んでいき、装備されます。コスパの良いアイテムですが、強くはないです。

★ジュエルガントレット

材料:スパーリンググローブ + ムダニデカイロッド
効果:スキルがクリティカルヒットするようになる。

スキルにクリティカルが付与されます。ソーサラーシナジーやニンジャシナジー、デスキャップなどのスキルダメージに関係するステータスを上げるとスキルが即死級になります。

スキルが強いチャンプに向いていて、テストサーバーではアカリやエイトロックス・オレソルやカタリナなどに装備されているのを見ました。

ハンド・オブ・ジャスティス

材料:スパーリンググローブ + 女神の涙
効果:ラウンド開始時に与ダメージ+40%または通常攻撃命中時に体力40回復のいずれかの効果を得る。

運要素のあるアイテムです。ラウンドごとに効果が変わるようで、装備したチャンプのオーラの色で判断できます。

アイスボーンガントレット

材料:スパーリンググローブ + チェインベスト
効果:攻撃を回避すると攻撃速度を35%低下させるエリアを作り出す。また、このエリアは拡大する。

回避によって踏むことで速度低下がかかるフィールドが広がります。これは回避性能を持っているヨードルに装備するのが鉄板で、回避するごとにそのフィールドが広がるため長期戦になればなるほど影響力があります。

例外ですが回避スキルを持っているシェンに装備するのも強いです。

クイックシルバー

材料:スパーリンググローブ + ネガトロンクローク
効果:受けたCC(行動妨害)を解除する。この効果は次の発動までに5秒のクールダウンが必要。

妨害効果を解除できるアイテムです。敵の構成のCCが濃い場合などに輝きます。半面、条件によっては必要ありません。

トラップクロウ

材料:スパーリンググローブ + ジャイアントベルト
効果:戦闘開始時にスペルシールドを獲得する。シールドが破壊されると、破壊した相手をスタンさせる。

シールドが付与され、それを破壊したチャンプにスタンを与えます。保険のようなアイテムで、重要度は低めかと思います。

盗賊のグローブ

材料:スパーリンググローブ + スパーリンググローブ
効果:3つのアイテムスロットを占有する。ラウンド開始時にランダムなアイテム2つをコピーしてくる。

個人的にこのアイテムに一番注目しています。このアイテムを装備すると他のアイテムは装備させられませんし、ほかのアイテムを装備しているチャンプに装備させることはできません。

コスパが最強のアイテムで盗賊のグローブを1つ装備することでランダムな2つのアイテムが自動的に装備されます(ラウンドごとに変更される)。試合が進み後半になるとランダムな完品アイテムが装備されやすくなるようですね。

ミトン

材料:スパーリンググローブ + へら

効果:装備者のオリジンに「ヨードル」が追加される。

ヨードルが付与されるアイテムです。これによりヨードル9という夢の構成が解放されました。

デスブレード

材料:B. F. ソード + B. F. ソード
効果:キルまたはアシストを獲得すると、戦闘終了まで攻撃力が15追加される(効果は無限にスタックする)

ドレイブン構成などの1キャリーの構成、そしてゲームの終盤におすすめのアイテムです。キルとアシストごとに攻撃力が上がっていきます。 IEの方が強そうですが…。

アシストを稼ぎやすいルナハリケーン装備者やガンスリンガー6構成などでも強いですね。

ジャイアントスレイヤー

材料:B. F. ソード + リカーブボウ
効果:通常攻撃が対象の最大体力の5%に相当する確定ダメージを与える。

攻撃に攻撃対象の最大HP5%分の確定ダメージが追加されます。攻撃回数が増やせるレンジャーやブレードマスター、ワイルドに装備するのが鉄板です。テストサーバーでは必中効果があったのですが、削除されたのかもしれません。

さらには攻撃対象が増えるガンスリンガーやルナハリケーンを装備したチャンプに装備するのも強く、2体目や3体目に攻撃が当たっても同じように確定ダメージが発生します。

既存アイテムの仕様変更

ドラゴンクロウ:魔法耐性83% ⇒ 魔法耐性75%
フローズンハート:攻撃速度減少効果30% ⇒ 攻撃速度減少効果35%
インフィニティ・エッジ:クリティカルダメージ+200% ⇒ クリティカルダメージ+150%
ラピッドファイアキャノン:攻撃必中効果を削除
タイタン・ハイドラ:最大体力の10%を範囲ダメージとして与える ⇒ 最大体力の6%のダメージを攻撃対象とその背後マスにいる各敵ユニットに与える
ゼファー:複数個装備できないアイテム(ユニークアイテム)に変更

短い文章ですが、大きな変更がたくさんあります。ドラゴンクロウが大幅に弱体化されたことでソーサラーが絶対に勝てない状況というのは緩和されます。ラピットファイヤキャノンから必中効果が無くなったのでヨードル対策はソーサラーかワイルドのみとなりました。

タイタニック・ハイドラについて

これは新アイテムではありませんが、仕様が変更されました。大きな違いは攻撃対象に追加ダメージが加わるようになったことです(以前まではダメージが拡散するだけだった)。

変更前はダメージが拡散することに目的があったのですが、今回の変更により通常攻撃のダメージを上げることができるアイテムになりました。その効果はブローラーやシェイプシフター、もしくはレベル3のチャンプなど最大HPの高いチャンプに装備させることでより輝きます。

システムの変更一覧

駒かなシステム変更があります。試合時間やペースに関係するものなので念のため目を通しておいてください。

システムの変更点

  • プレイヤーに対するダメージ減少
  • ボックスからのゴールド減少
  • 実質へらのドロップ減少
  • ニーコのドロップ率上昇

まずはプレイヤーへのダメージが各ティアごと1づつ減少しました。これにより試合が長引くことは間違いなく、序盤から飛ばすハイロール戦法が見直されたとみていいでしょう。

また唯一へらが落ちるレアボックス(黄色いやつ)のドロップ率がわずかに減少しました。新アイテムのグローブが追加されたことも加えて、へらがより手に入れられなくなったと思います(回転寿司に1品追加されたので)。

シナジーの調整一覧

ナーフ – ドラゴン

魔法防御を容易に獲得できること、および対戦相手の取れる対策が限られていることを考慮し、ドラゴンおよびドラゴンクロウの性能を下方修正しました。
ドラゴン(2):魔法耐性83% ⇒ 魔法耐性75%

アイテムのドラゴンクロウとともにドラゴンのマジックダメージカット率が下げられました。スキルにクリティカルが付与されるアイテムなども増えたので、ドラゴンがソーサラーに倒されるというのもあり得ます。

調整 – グレイシャル

グレイシャルの効果はやや強力すぎるため、ソードブレーカーと足並みをそろえて同種の調整内容を適用しました。
グレイシャルのスタン効果時間:2秒 ⇒ 1.5秒
グレイシャルのスタン発動率:20/30/45 ⇒ 20/33/50

スタン時間がまず減りました。ここは強烈なナーフですね。半面グレイシャルと6のスタン確率は上がったので、最近ほぼ見ないグレイシャル構成が復活するのかもしれません。

ナーフ – ヴォイド

カイ=サが追加されたので、序盤におけるヴォイドの性能を下げました。ただしチーム構成の選択肢は狭めないようにし、ヴォイドにすべてを捧げたプレイヤーへの「見返り」はしっかりと用意します。
(2)ランダムなヴォイドチャンピオン1体が戦闘中に確定ダメージを与える。
(4)すべてのヴォイドチャンピオンが戦闘中に確定ダメージを与える。

ヴォイドの条件が厳しくなりました。確定ダメージに頼るにはヴォイド4体を揃える必要があります。ヴォイド2だと運要素があるので注意が必要です。

相対的調整 – ヨードル

ラピッドファイアキャノンの攻撃必中効果が削除されたため、攻撃必中効果はワイルド(4)のみとなりました。これに合わせて、ヨードルの回避性能に若干の下方修正を加えます。また、新アイテム「ミトン」により理論上は可能になった9体の特性ボーナスの効果も追加します。
ヨードルの回避確率:35%/60% ⇒ 30%/60%/90%

ヨードル3の効果自体は下がっています。しかしながらラピットファイヤキャノンから必中効果が無くなったので相対的に見ればナーフと見る必要はないです。

ナーフ – アサシン

アサシン:
(3)クリティカルダメージ+75% & クリティカル率+10%
(6)クリティカルダメージ+150% & クリティカル率+25%
(9)クリティカルダメージ+225% & クリティカル率+40%

(3)クリティカルダメージ+75% & クリティカル率+10%
(6)クリティカルダメージ+150% & クリティカル率+20%
(9)クリティカルダメージ+225% & クリティカル率+30%

クリティカル率が下がりました。

バフ – ニンジャ

ニンジャのボーナス攻撃力およびスキルパワー:50/70% ⇒ 50/80%

ニンジャ4が強化されました。おそらくこのパッチで忍者構成をみることは間違いなく増えるでしょう。

バフ – ノーブル

ノーブル:通常攻撃命中時に体力を25回復 ⇒ 通常攻撃命中時に体力を30回復

若干のバフです。現状全体への影響は少なめかなという印象です。

ナーフ – シェイプシフター

シェイプシフターの体力ボーナス:60%/120% ⇒ 60%/100%

シェイプシフター6が弱体化されました。しかしながらシフター3は変わらないので大きな弱体化を感じることはないかと思います。

ナーフ – レンジャー

レンジャー:30%/70% ⇒ 25%/70%

レンジャー2が弱体化されました。グレイシャル2の弱体化も含めてアッシュキャリーの構成かなり響きます。

チャンプの変更一覧

バフ – アニビア

アニビアはティア5ユニットにもかかわらずあまり活躍できていません。そこでユニットとしての強みを見直し、後衛の攻撃速度を低下させる強力なユニットに変更しました。
体力:700 ⇒ 750
攻撃速度:0.6 ⇒ 0.8
初期マナ/合計マナ:0/100 ⇒ 50/125
スキル発動対象:ランダム ⇒ 最も遠い対象

体力、攻撃速度、初回のスキル発動が改善されました。特に大きな点はスキルの攻撃対象が最も遠い対象になったことです。これで敵のキャリーをよりつぶしやすくなり、配置によっては狙いたい敵を絞ることがはできます。

ナーフ – カサディン

カサディンはシールドを張りつつ、相手のマナを奪うという性能を生かしながら、継続的にダメージも叩き出すチャンピオンとして戦場を荒らしていました。そこで彼の強みを「前線を張れるソーサラー」にシフトさせ、攻撃能力の一部を低下させました。
攻撃力:50 ⇒ 40
攻撃速度:0.6 ⇒ 0.55
物理防御:25 ⇒ 35
マナ奪取・シールド獲得量:20/40/60 ⇒ 25/50/75

攻撃速度と攻撃力が下がりました。彼をキャリーとして使う構成に多大な影響があります。半面、タンク性能とマナバーンの効果は上がっています。

バフ – ミスフォーチュン

ミス・フォーチュンを通常攻撃メインの、スキル偏重ではないガンスリンガーとして調整しました。もちろんスキルを発動できれば、相当強烈なダメージを叩き出しますよ!
体力:700 ⇒ 750
攻撃速度:0.85 ⇒ 0.95
マナ:0/75 ⇒ 0/150
スキルダメージ:900/1300/1700 ⇒ 1300/2000/2700
スキル発動対象:現在の攻撃対象 ⇒ 最も遠い対象

ミスフォーチュンがスキル主体から通常攻撃主体へと変更されました。攻撃速度はヤスオ・ケイルに次ぐ最高クラスまで上がりましたね。スキルに必要なマナは増加しましたが、ダメージとAiが改善されているようです。

ティア1チャンプの調整

モルデカイザーのマナ:0/100 ⇒ 50/150
モルデカイザーのスキルダメージ:200/325/450 ⇒ 250/500/750
トリスターナのスキルダメージ:60/90/120 ⇒ 70/110/150

特に注目すべき変更はありません。トリスターナのスキルのバフもシナジーを考えれば大きな変更ではありませんね。

ティア2チャンプの調整

ブリッツクランクの体力:600 ⇒ 650
ブリッツクランクのスキルダメージ:100/450/800 ⇒ 250/550/850
ブラウムのマナ:0/50 ⇒ 0/75
レク=サイの攻撃速度:0.65 ⇒ 0.6

ブリッツの体力とスキルダメージともにバフされました。大きめの調整です。ブラウムとレクサイは弱体化されています。

ティア3チャンプの調整

アッシュのマナ:0/100 ⇒ 0/125
カタリナのスキル1発あたりのダメージ:40/60/80 ⇒ 45/70/95
シヴァーナの炎上ダメージ:250/375/500 ⇒ 200/300/400
ベイガーのスキルダメージ:300/550/800 ⇒ 350/650/950
ヴァイの体力:650 ⇒ 700
ヴァイのスキルダメージ:250/450/650 ⇒ 300/500/700
ボリベアの体力:700 ⇒ 750
ボリベアの攻撃力:75 ⇒ 70
ボリベアの攻撃速度:0.55 ⇒ 0.6

アッシュ・シヴァーナが弱体化されました。他はバフされています。特にカタリナとボリベアのバフは注目していてどちらも今後見る機会が増えそうです。

ティア4チャンプの調整

アカリの攻撃速度:0.7 ⇒ 0.85
ナーの体力:750 ⇒ 700
ナーの変身時増加体力:300/600/900 ⇒ 250/450/650
ジンクスの攻撃速度:0.65 ⇒ 0.7
キンドレッドの攻撃速度:0.65 ⇒ 0.7
キンドレッドのスキル効果時間:4/5/6 ⇒ 3/4/5
セジュアニの体力:850 ⇒ 800
セジュアニのスタン効果時間:2/4/6 ⇒ 2/3.5/5

ナー・キンドレット・セジュアニは弱体化されています。ジンクスとアカリは強化されています。

ティア5チャンプの調整

スウェインのスキル1発あたりのダメージ:50/100/150 ⇒ 40/80/120
スウェインのスキル1発あたりの回復量:40/70/100 ⇒ 30/60/90
ヤスオの体力:700 ⇒ 750

スウェインとヤスオともにナーフされています。

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